2011年10月16日日曜日

10/23(日)は「木と暮らす一日」









































こんにちは、
来週末10月23日(日)に、
山一木材KITOKURASで開催される
「木と暮らす一日」のお知らせです。

今回の目玉は、
「小さな森のわくわくワークショップ」!
素材や作り方にこだわったモノづくりワークショップが並びます。












例えば、KITOKURASではバターナイフづくりをやりますが、
仕上げのオイルは、実際にくるみの実をつぶして出てくる油分を拭き込んだり、
















ミムラマイコさんが教えてくれるハンコづくりは、
KITOKURASの森で間伐した木の枝や
工場で出る木っ端を使って作ります。















CONNECTの高木琴さんが教えてくれるのは、
KITOKURASの秋の草花のアレンジ。

などなど・・・。
この「ちいさな森」じゃないと出来ないことを
講師の皆さんやうちのスタッフとやってみようと思います!
今週は少しずつ、このイベントの内容を
こちらのブログにアップしていけたらとおもいますので、
時々のぞいてみてください。

まずは、明日、わくわくワークショップの
紹介第2弾をお伝えします!

2011年8月6日土曜日

夏の森のワークショップ開きます〜

こんにちは。
去年の夏は「木へんの漢字ワークショップ」を開きましたが、

今年は「森と海をつなぐいのち」です!
shima fes SETOUCHIさんと、KITOKURASclassのコラボ企画です。
(KITOKURASclassについは後日・・・。)

「風が吹いたら桶屋がもうかる」の法則で
「山が荒廃すると、海の生き物たちもいなくなってしまう」そう。

大きないのちの環の中で私たち人間も生きていることを
一日考えてみませんか?

「頭」だけじゃなく、
「体」も「手」も「心」も「目」も「鼻」も使いながら
五感も研ぎすますクリエイティブなワークショップとなるよう
ただいま準備中です!!

創ったものは、KITOKURASの森を旅立って、海へ渡り、
9/3,4に小豆島で行われる、
shima fes SETOUCHI 2011の
会場を飾りながらお披露目されます。

小中学生対象と書いておりますが、
ご興味お持ち頂いた方は年齢問いませんので
お気軽にご連絡下さいね~。


































以下、画像が見えなかったら、申し訳ありませんので、
上記チラシデータのテキストのみ引き出しております。

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「木と暮らす、クラス」のなつやすみ ワークショップ
「森と海をつなぐいのち」
【森の木がなくなると、海の生き物もいなくなるってホント?】
~森の葉っぱで、海の生き物づくり~

8月20日(土)10:00~ KITOKURASにて(対象:小学生、中学生)

森の木を植え続ける、漁師さんや牡蠣養殖業者がいるのを知っていますか。
漁師さんたちの仕事は、魚を捕ることなのに
なぜ、森の木を植える必要があるのでしょう?

そんな疑問に答えながら、森と海のつながり、自然とわたしたちのつながりを
五感を通してみつめるワークショップです。


『お父さん、お母さんへ、森と海の話』

森の木から落ちた葉っぱは栄養を含んだ水をつくりだし、
その水は川を下り、田畑を潤し、海へと流れ着きます。

その過程で山から来た栄養は、植物プランクトンを育て、
それを動物プランクトンが食べ、 小魚が動物プランクトンを食べ、
そして大きな魚がそれを食べ、人間は、大小さまざまな
海のめぐみを食卓でいただきます。

同時に、海から蒸発する水分は雨雲となり、
森や山に雨となって、水分を運びます。

「わたし」と「目の前にある木」の向こう側には、
大きな大きないのちの環があるのです。

今回のワークショップでは、そのいのちの環を共有した上で、
森の中の葉っぱで、海の生き物づくりに挑戦します。
いろんな形と色の葉っぱたちを使って
どんな生き物たちがうまれるのか、今から楽しみです。

創った海の生き物たちは、9月3日(土),4日(日)に
小豆島で行われる島フェスのフードエリアにも飾られます。

お申込み:KITOKURAS日用品店まで(TEL:0877-86-5331)

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島フェスのサイトはこちらから→
KITOKURASのブログはこちらから→

2011年6月13日月曜日

木の仕事

今日は、うちの材木屋の会長であるじいちゃんと
接客をすることになり、1時間半程うろうろと工場の中を回りました。
(私は、デザイナーとして仕事をしてきたのですが、
材木屋の三代目でもあり、現在修行中です)

木のこと、決してあまく見てきたつもりはないし、
その奥深さに惹かれて、継ごうと思ったのですが、

深すぎる・・・。

それに、じいちゃんの度の超えた木マニアっぷりと、
木造建築の柔軟さもプラスされて、
もう、自信喪失というか、目の前にある道が果てしなく見えて、
いま、またとても途方に暮れています。

山のようにある在庫を前に、
これは高知のどこそこから入れた木で、
15年くらい前やった。とか、
夏子ダムの辺りのお寺の木で競りに出てて、20年くらい前で、
元の方が穴になっとったけど、底まで深く入ってなかったぶんの
これは、末の方。そんで、上の方は框につこうて、
下は床にいけるな・・・・・・云々

じいちゃんの頭の中のデータを一回、可視化しておかないと。
あ〜、じいちゃんが外付けハードディスクにならないかな・・・。

いきなり86歳に追いつこうとは思いませんが、
知らないといけないことが山積みです。
は〜〜、千里の山も一歩から。
ぶつぶつ・・・。



金四郎会長

2011年5月16日月曜日

寸法

実家の材木屋を手伝うようになりましたが、
まだまだ全然尺貫法に慣れません。

慣れるとこんなに身体にあったはかり方はないと
まわりの人に言われるものの
すっかりメートル法に育てられた私は
なかなかその変換がうまく出来ません。

そんなわけで、最近ネットでこんな本を取り寄せました。


「ニッポンのサイズ」著者:石川英輔
淡交社より¥2,000-






















メートルという単位が、
地球の子午線全周の四千分の一という成り立ちに対して、
人間の身体のサイズを基準にした、
寸やインチ、尺やフィートという単位の方が、
扱う数字の数もシンプルだし、身体になじみそう。
そんな切り口で、日本人の長さや重さ時間を見て行く本。
まだまだ読み始めたところなのですが、引き込まれてます。

これを読んだら、少しは大工さんの呪文のような注文が
聞き取れるようになるかもしれない。
という、淡い期待も抱きつつ、
今日もページをめくってます。


石川さんの本は、「大江戸リサイクル事情」なども
読ませていただいているけれど、
リズムがいいので、隣でしゃべって説明してくれているような読み心地です。
尺貫法に悩まされるメートル法世代の皆様におすすめかもしれません。

2011年4月23日土曜日

100年後

まとまった時間で香川を離れて
戻ってきたとき、
あ〜、帰ってきたな〜って感じるのは、
飯野山(いいのやま)や堤山(つつまやま)みたいなおにぎり山を見たとき、
ため池に釣り糸を垂らす人を見たとき、丸亀城を見たとき、
ヘルメットをかぶって自転車に乗ってる中学生を見たとき、
語尾にやたらと「きん」という、中讃の言葉を耳にするとき・・・などなど。

特に、讃岐平野にぽこぽこある
おにぎりみたいな山、
なんで、こんな形なんだろう。愛らしい。

年明けから「二一一一」というプロジェクトを、
鉄工所のお兄さんとインテリアショップのお兄さんと
立ち上げているんですが、
(2011年に発足して、100年後のことをおもう
プロジェクト(モノづくり、コトづくり)にしたいという思いから、2111。)

そのプロジェクト第一弾で、
私たち香川の中讃地区で育った人間の原風景である、
おにぎり山を取り上げようと準備中です。
100年後もこの地の原風景に
このおにぎり山が変わらずありますように。




三池(みついけ)から、遠くに見える、飯野山。
飯野山や堤山を含め、こんな形の山が香川には
7つあるらしく、「讃岐七富士」と、呼ぶそう。


2011年4月15日金曜日

20年後

今日は、20年後のことを考えました。
会社はどうなっているのか、
家族は?自分は?


ちなみに20年前は、12歳。
小学校6年生だった。
その時に今の自分が想像できたかと言われたら、
全くできなかったけど、
先日自分の資料を整理していたら、
卒業文集の尊敬する人の欄に「和田アキ子」と書いていた。
自分ごとなので、笑えない・・・。
今、近くにそんな6年生がいたら、
一体なぜなのか、真剣に聞いてみたい。

10年ちょっと前に遡って高校卒業時、
この頃の記憶もほとんどない。
昨年、卒業する時に埋めたタイムカプセルを掘り返すと、
そこには、好きな人がどうしたこうした、何がやりたいかわからない、
というごく一般的な悩める高校生がいた。
そして、担任の「30歳のあなた」という
うれしいような、おせっかいなような予想によると、
「まず、日本にいないね。インド人の彼とアツアツの新婚さん」とあった。
先生の目に私はどう映っていたのか・・・。




その後、進学したり働いたり、
アイデンティティなるものがいつごろ私の中でできたのか、
またその具体性はどの辺りから出てきたのか、
(いや、まだ出てないのか)自分でも分かりかねるけど、
30年ちょっとで、大小さまざまいろんな選択を繰り返して、
まぁまぁ頑固な生き方をしている気がする。
その結果、川を逆流してたり、溺れていたり。




次の20年は、ちょっと、流れに身を任せてみようかなと思います。
どうなってたいかは、もうちょっと考えよう。




▼ 
ありえない、くつろぎ方。
ちょっと様子を見にきたら、この有様。
うらやましいぞ、こら。

2011年4月8日金曜日

GAIA TRAY

昨年末、仲間内で開いたパーティ「ガイヤズキッチン」で、
その日のためにデザイン、制作した
(正確には制作は工房の赤平君にしてもらった)
木のトレイがあります。

ものすごく単純で、
「木の枠に板が入っただけ」というつくりなのですが、
浮造り(うづくり)の杉板と、目の詰まった柾目の杉材を主役に。
でも、食べ物を載せたら、
ちゃんと引き立て役に回れるような、
持ちやすいトレイを目指しました。

gaia tray
















浮造りというのは、板の表面をブラッシングして、
夏目(年輪の白いところ)のやわらかいところを削り取り、
冬目(年輪の茶色いところ)の固いところを浮き立たさせる仕上げ方法です。
昔は、この仕上げ方は、おじいちゃんっぽい気がして、
敬遠してきた方法なのですが、
今になって、その美しさと質感にほれぼれしてしまいます。
年輪の美しさも映えるし、手触りもよくって、
凹凸ができて、載せたモノが滑りにくくなります。

ちなみに、このトレイは表も裏もなく両面を浮造り仕上げにしているので、
どちらからも楽しめます。

そして、枠に使った、目の細かい杉。
背筋がシャキ〜ンと伸びるような気持ちのよい柾目です。
トレイの持ち手としても強度を発揮してくれるはず。
浮造り(うづくり)

枠部分






























今月からKITOKURAS日用品店で、販売がスタートしました。
さてさて、お客様からどんなお声が聞けるか、
どきどきわくわくです。