その日のためにデザイン、制作した
(正確には制作は工房の赤平君にしてもらった)
木のトレイがあります。
ものすごく単純で、
「木の枠に板が入っただけ」というつくりなのですが、
浮造り(うづくり)の杉板と、目の詰まった柾目の杉材を主役に。
でも、食べ物を載せたら、
ちゃんと引き立て役に回れるような、
持ちやすいトレイを目指しました。
gaia tray |
浮造りというのは、板の表面をブラッシングして、
夏目(年輪の白いところ)のやわらかいところを削り取り、
冬目(年輪の茶色いところ)の固いところを浮き立たさせる仕上げ方法です。
昔は、この仕上げ方は、おじいちゃんっぽい気がして、
敬遠してきた方法なのですが、
今になって、その美しさと質感にほれぼれしてしまいます。
年輪の美しさも映えるし、手触りもよくって、
凹凸ができて、載せたモノが滑りにくくなります。
ちなみに、このトレイは表も裏もなく両面を浮造り仕上げにしているので、
どちらからも楽しめます。
そして、枠に使った、目の細かい杉。
背筋がシャキ〜ンと伸びるような気持ちのよい柾目です。
トレイの持ち手としても強度を発揮してくれるはず。
浮造り(うづくり) |
枠部分 |
今月からKITOKURAS日用品店で、販売がスタートしました。
さてさて、お客様からどんなお声が聞けるか、
どきどきわくわくです。
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