2010年12月31日金曜日

パーティー

先週の日曜日は、
友人たちとひそやかに企てていた、
「ガイヤズキッチン」のパーティーでした。
友人二人の通っていた、イギリスのシューマッハー大学
学生自らが毎日調理するという食事(ガイヤズキッチン)
とてもおいしかったと、写真付きで自慢されたのが今年の秋頃。

全部野菜でつくるとのことで、肉類にも目がない私は、
見た目はカラフルできれいやけど、お肉は〜?
ほんまにいらへんの〜?
と、二人を疑いの眼差しで見ていたのですが、
あまりに力説するので、むくむくと食欲が出て来て、
ちょうど年末の締めくくりパーティを考えていた頃だったので、
そのレシピでパーティーやろうよ!!という話になりました。

こんなヘルシーな料理の話を、
ジャンクなラーメンを六本木ですすりながら
まじめに盛り上がっていたことを今から思い出すと
ちょっと笑えますが。


それから、おもてなしメンバーが集まり、
レシピの選定やら、招待状の作成やら、
私はオリジナルの木のトレイづくりを担当しながら、
2ヶ月後の先週日曜日を迎えたのでした。



注目のお料理は、めちゃくちゃおいしく、
食べきれない程におなかもいっぱいになり、
二人を疑いの目で見たことを心の中で謝り、

大好きな人たちと、おいしいものを食べて、笑って
こんな時間を持てること、まちがいなく私は幸せ者だな〜、と
思いながら、あっという間に時間が過ぎてゆきました。


2011年もこんな時間を持てるように日々精進いたします。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
みなさま、よいお年をお迎えください。




学食みたい

右:たくさんおかわりした、
インドネシア風ライスサラダ
これ、私もつくれるようになりたい!


今回のパーティのためにあつらえたトレイも大活躍。
わいわい






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同じ日に素敵な花束をいただきました!
見たことのないかわいさだったので、載せてしまいました。
おまけ。
こんなかわいい花束をもらったのは初めてです。
帆布地で出来ている!
logiさんという表参道の花屋さんだそう























元同僚に
ランドセルを買ってもらった幼稚園児みたいにずっと引っ掛けてるね
と、言われる程。これは、人に自慢したくなるわ。

2010年12月22日水曜日

ケーキ

先日、近所の保育園から5歳児が
森のワークショップにやってきました。
こんな小さな人たちを相手にするのは
あまり経験のないことで、こっちが驚かされたり、
教えてもらったりで、あっという間の時間でした。


ワークショップか〜、何をしようかな〜、
と考えていたのですが、
「森のケーキづくり」というのをやってみることにしました。

もうすぐクリスマス、
私たち人間は 生クリームやチョコのケーキを食べる訳ですが、
このあたりの森に棲む、ねずみや小鳥やもぐら、たぬきたちが
食べたくなるクリスマスケーキをつくろう!と。

そんな旨を説明してみたら、
結構5歳児たちがくいついて来てくれて一安心。ほっ。

よい料理人は素材にもこだわるのよ!と 、まずは森に
木の実や葉っぱを探しに行きます。
この斜面にはまつぼっくりがごろごろ。















拾って来た木の実や葉っぱを丸太の輪切りにくっつけて・・・
無言。





















ドングリの帽子、どうやったらここにつくん?とのこと。
















40分くらい集中してできたケーキたち















森のケーキの出来上がり!!
小さな森の料理人は、
「ここ、こうしたいんやけど、どなんしたらできるん?」
を連発して、かなりやりたいことがはっきりしていました。

彼らの手にかかると、
木屑は雪になり、
千日紅の花は、苺や雪だるまに、
くぬぎの葉っぱは、ケーキが飛ぶための翼に・・・。

そして「たぬき、ケーキ食べに、うちにもくるかなぁ」
といいながら、大事そうに膝にケーキを抱えて、
園バスで帰って行きました。


あ〜、たのしかったな〜、と森のケーキを思い出しながら、
今日私は、香川の銘菓「和三盆ロールケーキ」をいただきました。
(ルーブさんというケーキ屋さんのつくるこのロール、絶品なのです)
森のケーキもいいですが、やっぱり甘いのはいいですね〜。

もうすぐクリスマス。
皆様よい時間をおすごしください。

2010年12月17日金曜日

木を植えること

行ってきました。宮崎県。

一日目、土曜日はPresent treeさんの取材を受け、
翌日曜日には、新たな高原町の「Present treeの森」に
地元の子供たちと植樹をし、

年に一度の霧島東神社のお神楽を鑑賞したり、
お神楽ならではの、おそばを振る舞っていただいたり、
霧島温泉に立ち寄り湯したりと
ぎっしり詰まったスケジュールの中で、
あっという間に時間が過ぎてゆきました。


木を植えることは未来を考えることだな、と思います。
地球上で一番長生きする木、
未来を生きる子孫に恵みを届けることが出来る
ラブレターのよう。

霧島東神社にて末吉里花さん(左)と

山桜を植える

2010年12月10日金曜日

肉天国、マンゴー天国

東京にいます。
通信機器も整っている昨今、
東京じゃないと出来ない事といったら、
関東圏の人に会う事です。
今回もいろんな方との打ち合わせや顔合わせや。

基本、おしゃべりが得意な訳でもなく、
面白い事を言う事も出来ない訳で、
人に会う前は、緊張で、
「いますぐ帰りたい」と思いながら赴くのですが、

帰り道は会ってよかったな〜、と
行きの事を全く忘れてしまう事が多いです。
気の小さいお調子者です。

明日から宮崎県に行ってきます。
Present tree さんの植栽地を訪ねつつのお仕事(?)。
もぅ、既に今から緊張し始めているのですが、
知人より、彼の地は「肉天国、マンゴー天国」と聞いたので、
その辺をイメージしながら、空港へ向かおうと思います。
いってきます。

3331アーツ千代田内
トビムシさんの「ばいてん」に飾られていたクマ。
親近感。


2010年12月2日木曜日

家について

最近、家づくりにとても興味があり、
あれこれと「理想の家」について考えています。

ちなみに私は中学まで、実家の材木屋の裏の宿直室で育ちました。
6畳間に、隙間なく布団を敷き詰めて
家族5人が、川の字にもう2本付け足したような感じで、
寝て起きてしていました。
食事は、その隣の土足の6帖くらいの給湯室のようなところで
宿題なんかは、事務所の隣の会議室みたいなところ。
テレビもゲームもなく、何をして遊んでいたのか、
よく覚えていないのだけれど、
木を買いにくる大工さんや職人さんに揉まれながら、
大きくなったように思います。

その後、事務所の向かいに家を建てて引っ越し、
あこがれのテレビや、一人の部屋なんかをあてがってもらうのですが、
いつ振り返っても、この宿直室時代の家が一番たのしかった!
と思うと、「家づくり」なんて言っても、
カタチで出来る事は少ないのかもしれません。


しかし、いろんな人が出入り出来る環境と、
何があっても守ってもらえる巣のような場所がある
というのは宿直室時代の家の好きだったところです。
お店と家が一緒になっていたから、
ものすごく狭い場所に、社会に通じる扉があって、
そこには「働くお父さん」というのがいたのも
今考えると楽しかったなと思い出します。

「理想の家」のカタチ、 見つけるには少し時間がかかりそうですが、
何となく、基本はそんなところにあるような気がしています。

KITOKURASのけやき